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『バリでの出来事』やっと見ました

2005年10月30日 23:52

TBSチャンネル集中再放送終了。後半は気持ちを集中して見ていたので、ただ今軽く脱力中。私的には、チョ・インソン最高!でした。くるくると変わる表情。笑ってしまうちょっとした動きから、苦渋に満ちた切なさ満載の表情まで、何て上手いんだろう。誰かより後に立っているシーンが多かったように思いますが、前に立っている人物よりも、私の目は、ジェミンの表情に引き付けられました。
以前、何かの授賞式での、お笑いの様な出で立ちだけが強烈に印象に残っていた彼ですが、ああいうファッションも、役者チョ・インソンを演出しているのかしら?・・・ただの趣味?(笑)『春の日』のファンミーティングでの画像は、思いっきり大門軍団(って知ってます?)だったわ^^;サングラスが・・・って言うだけじゃなくて、雰囲気がそのまんま、大門風味。。。かつての私は、かなりの大門ファン(黒岩もなかなか(^^)←この名前こそ、ご存知?(爆))でしたが(笑)しかし、向こうではまだ、ああいう形のサングラスが流行っているの?
今までのドラマのヒロインは、現状の中で夢や希望を持って幸せになる努力をするタイプだったのよね。現状を変えるため、下心満々でお金持ちに近づいて他人の力で何とか上がって行きたい・・・を行動しようとするスジョンタイプは、今までどちらかと言うと悪役の方だったのよ。ただ、人を陥れようと画策しない所や、そうしなければならないなりの事情や、そして育ってきた環境があったり、自分が、そう言う世界の人間だと受け入れるしかない出来事が起こったりする所を描いているのが、悪役じゃなくてヒロインなんだけど。“頑張るヒロイン”“逆境に負けず立ち向かうヒロイン”を見慣れているからか、なかなかスジョンには気持ちが入らなかったわー。そう生きていくなら、そう生きていくと決めた決意みたいなのが、もっと伝わってきたら、もっと気持ちを理解出来そうなんだけど。結局、自分が必要な時に必要な方の側にいようとするように見えてしまったのよね。
でも、スジョンの行動を通して、努力だけではどうにもならない現実と言うものがそこに確かにあって、その中で苦悩する3人の事を、とても良く表しているように見えました。

トップで会社に入社しても、自分にはどうやっても手に入れる事が出来ないものがある現実を、改めて思い知らされるイヌク。だからジェミンに近づいて行くスジョンの気持ちが良く分かるし、ヘゲモニーだのイデオロギーだのと話しをしたところで、現実の自分は、ジェミン兄の下で働いて、その社会の中から抜け出せないまま終わるしかない。何の努力もせず、全てを当たり前に持っているジェミンと関わる事で、さらに、今の自分に劣等感や怒りを感じて、結局、この社会で正当法では限界がある事を受け入れ、社会への仕返しのように犯罪に手を染めたイヌク。前回の記事に無表情で・・・と書いてしまいましたが、ハマって見始めると、そのふとした表情にいろんな感情がこもってるのねー。自虐的な笑顔が多かったけど、バリに発つ自分の元に、スジョンがやって来た時の、安心したような、全てが終わったとでも言うような笑顔は、一瞬ホッとする表情でした。・・・意外と尽くすタイプの男みたいだし(笑)終盤数話は、イヌクってそんなキャラ?って感じもあったけど、ヘアスタイルが変わったせいか、後半のソ・ジソプもカッコ良かったわ~。

このドラマって、気持ちの奥底に注目して表現してる様に見えるのよね。だから、複雑で、本当の本心が分かりづらくなっているのかな?
素直な感情を表に表す事がとてもヘタで、おまけに、つい、気持ちの反対の事を言ったりしてしまうのがジェミンで、その裏側にある本心がよ~く分かるように表されているから、ついつい、ジェミン中心に見てしまい、ジェミンが何かするととても切なくて堪らなくなってしまう。ヨンジュも、スジョンも、そして会社でも、自分の周りのものを次々と奪っていくイヌクへの嫉妬心や劣等感。プライドが次々と壊されていく。ジェミンは、たぶん、頭が良すぎて、いろんな事を理解しすぎるのでは無いかと思いました。あまり仕事するシーンは無かったけど、イヌクが作成した資料に目を通しただけで、自分の物のように報告が出来ちゃう所とか、チョ・サンベの履歴書を見て、使える人物かどうかすぐに判断する姿とか、ラストの兄がやった事に気が付く事などで。。。そして、さりげない行動がとってもスマートで、良く計算された“本物のお坊ちゃま”キャラに、演出の丁寧さを感じました。(それをさらりと演じて見せてくれた、チョ・インソンが、また格別に良かったわけで・・・)ヨンジュを拒絶しながらも、当り散らしたりはしない持ち前の心の優しさや、母親への優しさ。スジョンを守るために、自分の気持ちを押さえ込んで、父親の言いなりになろうとする。これって、弱さじゃなくて、ジェミンが持っている強さだと思いました。(←ジェミン目線で見るとこう言う感想になる(爆))だから限界を超えるまで頑張ってしまったジェミンの様子は、見ていてとても苦しかった。表では、何でも持ってる様に見えるけど、その実、とても不器用で孤独で寂しい人。

無いものを求めるスジョンとイヌク。すでに人並み以上のものを、あたりまえに手にしているために、それによって苦しめられる事になるジェミン。
どっちも幸せっていうより、どっちも不幸って話。・・・けど、あのラストに向かうには3人に“夢”とか“希望”とか“確信のある愛”とかがあっちゃダメなのね。きっと。目の前に広がるのは、結局、絶望じゃないと。。。
ラスト、スジョンを愛しすぎてしまった自分の気持ちによって、自分自身の心を殺してしまったジェミン。さらりと聞き流していた、「何もかも上手く行かない」って呟いていた言葉が甦ってきました。
でも、後味の悪いラスト・・・と言ってしまいます。
イヌクに付いてバリに来たスジョンだけど、イヌクは、スジョンがジェミンの所に心を置いてきたって気が付いて、スジョンもその気持ちを認めるんだけど。でも、ジェミンと一緒にいると、イヌクといたいって思うんじゃないの?この子は。「心を許さないのが最後のプライド」って言い始めた時点で、ジェミンに心を奪われそうになっていて、それを認めないようにしてるって言ってるようなものだったし。プライドと言うより、意地だよ。スジョンって、めちゃくちゃ気が強いもん。「自分を許せない」って言ってイヌクの前で泣いたのも、“やっちゃった事”が許せないんじゃなくて、イヌクを好きなはずが、ジェミンにも心を奪われて、イヌクといてもジェミンの事が気になって仕方が無いからじゃないかと思いました。
ラストがこうなると知った上で、3人がココまで向かってくる過程を見続けてきたんだけど、いやぁーーーー、スジョンに「ジェミンとイヌクを返せ~」って叫びそうになっちゃった私は鬼ですか?(確かに鬼嫁ではあるけれど)
あ、もう一人忘れてた。ヨンジュ。『二兎を追うもの一兎をも得ず』の言葉のみ。でした。
このドラマって、いわゆる“ベタな悪役”がいないのね。皆それぞれが、良い悪いは別として、そうするにはそれなりの理由があるって事が分かるように描かれてて。ヨンジュも相当我が侭だけど、イヌクと結婚するとは言えない環境なのも分かるし、結婚=愛じゃない事を見て育ったんだろう。イヌクと別れた時は、確かにそうやって生きていけるはずだった。ジェミンが、妻としてのヨンジュを受け入れてくれるはずだったから。このドラマでは、「○○ムカツク~」って言う言葉が出ませんでした。・・・ただただ、スジョンに感情移入できなかったから?・・・一番強烈なキャラが以外にもヨンジュ母だったわー。端っから、結婚に愛情なんてものを求めていないのね。

と、簡単にまとめようと思ったけど、全然纏まりの無い感想になってしまいました。。。“簡単に”なんて無理!
ストーリーがどんどん進んで深くなっていく、楽しめる良いドラマでした。曲も良かった!繰り返し見てると、見えなかったものが見えてきます。“バリラバー”にはなりきれませんでしたが(やっぱ、一人じゃ盛り上がり切れなかったわ(ーー;))、チョ・インソンとソ・ジソプの二人の俳優を知って、これから放送される『ピアノ』『おいしいプロポーズ』が楽しみです。同じ脚本家のドラマ『新入社員』も放送中。・・・ですが、“フジ”なんで、いつものアレなんですよね~。。。


コメント

  1. boss777 | URL | ktzn0Ag.

    hiyoさん、やっとバリに手を付けれました~。
    そして、ラストまでいけたのでここをポチっと押せました~。
    私が言いたい事思ったことが書かれていて、めっちゃ共感。
    こうも表現できるhiyoさんがすごい!!
    このドラマって、言えばいいじゃん!って事を秘めちゃって口にしない分、こっちが深読みするしかないし、そうすればするほどジェミンの行動が痛々しい。。。
    あ~~インソン君の演技よかったー。ここに納まりました。

  2. hiyo | URL | SFo5/nok

    >boss777さん、
    良いですよねー、インソン君。
    『バリ出来』を見た後に『ピアノ』『星を射る』を見たのですが、どちらもとっても良かったです。私の中では、数少ない(・・・と言うか、ほとんどいない(苦笑))、役者名に惹かれてドラマを見てしまう俳優さんになりました。『春の日』も、とっととドコかで放送して欲しいですね。

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2004年作品 全20話 チョ・インソン ハ・ジウォン ソ・ジソプC= (-。- ) フゥー 見終わっちゃいました。ネタバレありありです。未見の方はお気をつけください。「正座してみるよう



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